電子黒板を使った授業そして、授業では電子黒板、書画カメラ、高学年ではパソコンも活用した「ICT(Information and Communication Technology)授業」を積極的に導入し、子供たちの学習意欲を高め、全員参加型の授業となっています。
3年生の政策発表
この電子黒板は、先生が授業に使うことはもちろんのこと、児童の研究発表などにも活用されます。
低学年のうちは、画面に映し出される写真や文章などは先生が入力しますが、高学年になると、自分たちでパソコンを使って入力までするそうです。
1年生の時からこうした電子機器に触れるため、高学年になると、パソコンや電子黒板の使い方はスムーズそのものだそうです。
当日も、3年生が電子黒板を使い、1年生に政策発表をしていました。
また、同校は「地域の一員としてより良く生きる子どもを育てる」をモットーに、地域の方々の協力のもとに、地域参加型の授業、催しを行っています。
地元の歴史を学び、伝統行事等に積極的に参加し、ボランティア活動を行うなど、地域を学習の場として、地域の方々とともに学ぶ教育活動を実践しています。
こうしたことから、
- 学習意欲の高まり、授業態度の改善
- 挨拶、話し合いなどコミュニケーション能力の向上
- 地域の歴史、伝統、自然などへの興味の高まり
- 不登校児の減少、中1ギャップの解消
などが進んでいます。
給食、とっても美味しかったです!視察の最後は、児童と一緒に給食を食べることでした。
私は3年生のクラスに招かれ、子どもたちと一緒に楽しく給食を頂きました。
(2)古賀市薦野「デコポン栽培農家」
果樹農家、県普及所職員、JA所長2ヶ所目の視察先は古賀市薦野の「デコポン栽培農家」でした。ここでは、果樹栽培の現状や課題について農家の方にお話を伺いました。
今日、我が国では若者を中心に果物の消費が低落傾向にあり、果樹栽培の育成、保護などの対策が求められています。
また、近年の天候不順、気温の上昇などにより、従来からある果樹の育成が難しくなっており、種の変更、育成方法の改善、病害虫対策など、新たな課題も出ています。
本県は、果樹栽培が盛んであり、今回視察した古賀市でも温州ミカンをはじめ、ネーブルなどの柑橘類の栽培が盛んで、とりわけデコポンは県内1位の生産量を誇っています。
そのため、県では「普及指導センター(旧農業改良普及所)」の職員が農家の方々と協働し、果樹の栽培・育成・普及に取り組むとともに、病害虫対策に取り組んでいます。
益虫が入った袋今回、視察した農家では、デコポンのハウス栽培に取り組んでいますが、害虫のダニ駆除に苦慮されており、県普及指導センター職員とともに対策に取り組まれています。
果実についた害虫ダニは果汁を吸うため、果実の表面に白い斑点が付き、売り物にならないそうです。
害虫ダニを駆除するため、害虫ダニだけを喰うダニを放ち、駆除するそうです。
しかし、3つあるハウスのうち、この駆除用のダニで効果があったのは1つのハウスだけで、あとの2つのハウスではこの駆除用のダニでは効果がなかったそうです。
県県普及指導センターでは、その他の対策を農家の方と検討中ということでした。
ハウスの中最後に、思ったほど収益が出ていないとのお話しでした。そして、ハウスや害虫対策に係る費用など、県としてもっと活用しやすい補助金の制度に取り組んでほしいとのご要望も頂きました。
しっかりと会派で取り組みたいと思います。
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