Ⅱ 視察報告
4.飯塚市筑穂庁舎・『筑穂庁舎コミュニティカフェ』
(1)飯塚市筑穂庁舎の出席者
- 多田 憲昭 筑穂地区まちづくり協議会 会長
- 田中 仁 筑穂地区まちづくり協議会 総務部会委員
- サングーンネット代表、筑穂牛ファンクラブ代表
- 森本 義彦 筑穂牛肥育農家代表
(2)視察報告
11/14(金)、最後の視察先は、「飯塚市筑穂庁舎」でした。
この庁舎は、旧筑穂町時代に建てられた建物(町役場)であり、今年4月7日にオープンした『筑穂庁舎コミュニティカフェ』を視察しました。
この『筑穂庁舎コミュニティカフェ』は、筑穂庁舎の1階に設けられた、レストラン、カフェを併設した市民の憩いのスペースです。
筑穂地域のブランド牛「筑穂牛」を使ったランチ、カレー、ハンバーグをはじめ、いまや全国ブランドとなっている内野地区の卵「うちのたまご」を使ったオムライス、卵かけごはんなど、地元産の野菜やお米を使った料理を楽しむことが出来ます。
今年の7月、小川知事が現地を視察された際、この「筑穂牛」を使ったランチを食され、『三郡のお宝ランチ』と命名されています。
飯塚市は、中心市街地のみならず、旧町では少子高齢化と人口減少が顕著となっており、地域のコミュニティーが失われつつあります。更に、農林畜産業の後継者不足も深刻化しています。
そこで、飯塚市は「自治基本条例」を策定。市内を12ヶ地区(おおむね中学校区)に分け、地区単位に「まちづくり協議会」を発足しました。
それぞれの地区の特色を生かし、住民自治による街づくりを進めるため、この「まちづくり協議会」が中心となって活動します。
街づくりは「行政が与える」もの、「上から押し付ける」ものではなく、あくまで地域の住民が主体的に参加し、議論し、自らのアイデアと行動で街づくりを 進めようというのが、「まちづくり協議会」設立の基本となっています。 行政は、そのためのサポート役でしかありません。
今回の筑穂庁舎の『筑穂庁舎コミュニティカフェ』も、まさに「筑穂地区まちづくり協議会」のメンバーが主体的に作り上げ、運営しています。
当日は、「筑穂地区まちづくり協議会」の多田会長とともに、同総務部会の若手経営者と畜産農家の方も参加され、自らの街づくりをいかに進めるか、熱く語られました。
こうした若手経営者、若手畜産農家の方々が頑張っておられる姿を見て、逆に勇気づけられました。 県としても、こうした活動をしっかりと支援していきたいと思います。
なお、『筑穂庁舎コミュニティカフェ』fecebookアドレスは下記のとおりです。
https://ja-jp.facebook.com/chikuhochousyacafe
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