Ⅱ.視察報告
2.1月24日(金)
② 那覇空港「新滑走路埋め立て予定地」視察
沖縄県議会を出発後、次は那覇空港の新滑走路埋め立て予定地の視察に向かいました。
当日、ご説明頂いたのは以下の方でした。
- 内閣府沖縄総合事務局 開発建設部 空港整備課長・那覇空港プロジェクト室長 藤澤 友晴
現在の滑走路那覇空港は、現在、1本の滑走路(3000m×45m)だけです。1日300回以上の離着陸があり、年間の発着回数では東京国際空港、成田国際空港、福岡空港に次いで第4位(2010年)となっており、需要予測では今後10年以内に旅客増加に対応できなくなる現ターミナルビルと予想されるなど、需要増による容量の限界が近づいているといわれています。
また、航空自衛隊戦闘機のスクランブル発進との競合もあって、滑走路上で事故が発生した際には、他県との陸上交通の手段がない沖縄県の交通に影響を与えることから、平行滑走路の増設が計画され、国土交通省は2008年1月、正式に滑走路の増設の方針を固めました。
2012年9月に滑走路増設事業の環境影響評価準備書が提出されました。それによると、現在の滑走路から沖合1,310mの位置に、長さ2,700mの新滑走路をつくるというものです。
公有水面の埋立ては約160haの計画で、総事業費は1,816億円。2014年1月に着工、起工式は2014年(平成26年)3月に行われる予定。5年後の2019年12月完成を目指して工事が進められ、翌2020年3月末の供用開始が計画されています。
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