Ⅰ.視察日時

8月7日(水)午後〜8日(木)午前

Ⅱ.視察先

1.8月7日(水)

(1)田川郡福智町『上野(あがの)の里ふれあい交流館』
(2)田川市『石炭・歴史博物館』

2.8月8日(木)

(1)北九州市門司区『九州鉄道記念館』

Ⅲ.視察報告

1.8月7日(水)

(1)田川郡福智町『上野(あがの)の里ふれあい交流館』

常任委員会視察団.jpg常任委員会視察団最初の視察先は、田川郡福智町『上野(あがの)の里ふれあい交流館』でした。

福知町は、旧金田町・赤池町・方城町の3町が合併して誕生した町で、田川郡内では唯一の合併自治体です。

『上野(あがの)の里ふれあい交流館』は、福知町の北西側に位置し、福智山のふもと、上野焼の里にあります。

当日は、町側より、浦田弘二町長をはじめ、柴田副町長、長野町づくり総合政策課政策推進係長、松村政策推進係が出席されました。

まず、最初に浦田町長から歓迎の挨拶があり、町のまちづくり、地域経済の振興に対する県の尽力を重ねてご要望されました。その後、長野係長より「福智町観光のまちづくり推進概要」の説明がありました。

現在、町挙げて観光経済に力を入れており、そのため「福智町観光協会」を設立し、3つの取り組みを進めています。

一つは『特産品開発プロジェクト』で、「ふくちジェラート」や「方城すいとん」など地域ブランド化の発信と福智ブランドの展開を行います。

二つ目は『観光PR(タウンプロモーション)』で、「フクチファインドフェスティバル」の開催、JALや企業・団体・旅行会社との連携、福智町出身タレント・IKKO氏の観光大使任命と連携を行っています。

三つ目は『グリーンツーリズム』で、観光ガイドの育成、農家民宿の推進、モデルツアーの実施と環境整備を行っています。

こうした三つの基本戦略を絡ませ、まちづくりを総合的に進めていきます。そして、年間を通じ、「へいちく・JAL〜のりもの教室inふくち」(4/28)、フクチファインドフェスティバル」(10/5〜5)、「乗り物フェスタinふくち」(11/24)などの催しを行うことにより、集客アップを図っています。

更に、「町内観光サイン・解説版(4ヶ国語)」の整備、「観光ウェブサイトの新設」、「fecebookの試行」、「観光パンフレットの刷新」、「上野焼教育教材の編集」などが進められています。

河村光陽氏の記念碑.jpg河村光陽氏の記念碑また、福智町は「かもめの水兵さん」、「うれしいひなまつり」で有名な童謡作家・河村光陽氏の生誕地であることから、『童謡のまちづくり』も進められています。

加えて、『博多っ子純情』やNHK朝ドラ「走らんか!」 で全国に博多ブームを巻き起こした漫画家の長谷川法世氏のお父様が福智町(旧赤池町)のご出身(お墓も現存)ということで、長谷川法世氏とタイアップした催しも企画されています。

浦田町長と写る.jpg浦田町長と写る浦田町長は、「筑豊は旧産炭地ということで、マイナスのイメージで見られている。実際、我が町も炭鉱閉山の後遺症から完全に脱却しているとは言い難い。今後は、地元の観光資源を最大限に生かし、自然を活かした観光のまちづくりを進めたい。そのためにも、県としての支援もお願いしたい。」と述べられていました。

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