Ⅲ.視察報告

2.8月8日(木)

(1)北九州市門司区『九州鉄道記念館』

「九州鉄道記念館」正面.jpg「九州鉄道記念館」正面視察の最後は、北九州市門司区にある『九州鉄道記念館』でした。

当日は、佐藤正昭館長にご説明を頂きました。ご自身は旧国鉄時代に職員となり、JR時代になってからも鉄道に関係したお仕事に就かれていたということもあり、自ら「話し出したら止まらない」と言われるほどで、筋金入りの鉄道マンという感じでした。   

『九州鉄道記念館』は、いわゆる鉄道マニアの聖地とも目されているところで、年間20万人を超えるマニアが通う記念館です。門司港駅と隣接していることから、いま現在、九州各地を走っている(現物の)電車を間近で見られるという利点からも、東西きっての鉄道マニアの人気のスポットです。

この記念館は、2003年8月に開館。門司港駅のすぐ隣にあり、敷地面積約7,800平方メートル、記念館の土地、建物、展示物は「九州旅客鉄道(JR九州)」の所有物ということです。

記念館の管理運営は、北九州市の指定管理者「九州鉄道記念館運営共同企業体」(メンテナンス、JTB九州、九州エージェンシーで構成)が担っています。

「旧0哩標」.jpg「旧0哩標」記念館の入り口前には九州鉄道の起点を示す「旧0哩標」(1891(明治24)年、「九州鉄道」(現・鹿児島本線)の起点と定められた地点。1914(大正3)年に門司港駅舎が現在の位置に移ったため、起点も移転。その後、鉄道記念館の開館にあたり現在の場所に設置)があり、旧国鉄時代の職員の方々も懐かしげにお見えになるそうです。

記念館の本館は「旧九州鉄道」本社ビルをそのまま活用しているそうです。

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