Ⅳ.視察報告

1.「福岡県立太宰府特別支援学校」

(5)2014年度教育課程

同校は、知的障害及び肢体不自由に対応する学校であり、それぞれの障がいに対応するため、教育部門を二つに分けています。

①「A部門」

知的障害教育部門を「A部門」とし、知的と身体障害を有する生徒が対象です。

一般(療育手帳を有する生徒)、重複(知的と肢体の両方の障がいを有する生徒)とがあり、小学部21学級、中学部18学級、高等部19学級となっています。


学校の教育課程

②「B部門」

肢体不自由教育を「B部門」とし、独歩が困難な場合、または安定していない生徒が対象です。

一般(身障手帳を有する生徒)、重複(身障手帳を有し、視覚と身体障害を併せ持つも生徒)、訪問(通学が不可能な子どもの家庭に教師が出向き、訪問教育を行う)とがあり、小学部16学級、中学部9学級、高等部6学級となっています。


学校の教育課程

(6)通学

通学方法は、基本的に通学バスを利用します。バスは全部で13台あり、地域ごとにコースが決められ、バスが配車されています。バスの利用児童は354名です。

その他、自家用車での送迎35名、単独通学(徒歩、自転車、公共交通機関)18名となっています。ちなみに、訪問教育は7名です。

ただし、通学時間帯はバス、自家用車が混みあうため、混雑緩和、生徒の危険を回避するため、高等部のバス4台はグランド側に停めたり、自家用車は裏門から入るなど、工夫されています。


A