Ⅱ.福岡県議会「宮城県中部震災被災地視察」報告
(2)JR仙石線「野蒜駅」
JR 仙石線「野蒜駅」は、海岸線から約2kmほど内陸地にあります。しかし、津波はこの地も襲い、JR 仙石線高架橋位置まで漁船が流される等、一帯に瓦礫が運ばれるなど、甚大な被害が出ています。津波被害を受けたJR 仙石線「野蒜駅」を訪れました。A
津波被害を受けた直後のJR仙石線(市提供)
津波被害を受けた直後の「野蒜駅」。今現在も復旧の見通しが立っていません。(市提供)
「野蒜駅」ホームにて津波の恐ろしさを
「野蒜駅」は、駅舎はもとより、構内、高架、線路までも津波で大きく破壊されていました。
現地では、駅舎の前で地元住民の方々による「津波被害語り部」ボランティアが毎日曜日に実施されており、この地を訪れた人たちに、地震・津波被害を伝えておられました。
地元の方々は、口々に野蒜地区の復興、JR 仙石線の再開を強く望まれていました。