Ⅱ.視察報告
2.11月14日
(1)「次世代エネルギーパーク『クラックひるがの』」(一部、『クラックひるがの』HPより引用)
岐阜県郡上市高鷲町鷲見にある『クラックひるがの』は、経済産業省が推進する「次世代エネルギーパーク」に認定された拠点の1つです。
施設は、東海北陸自動車道「ひるがの高原SA」のすぐ横にあり、中部圏域から石川県や富山県に向かう自動車道利用者が多く立ち寄られているとのことでした。
『クラックひるがの』では、太陽光発電、燃料電池、ガスコージェネレーションによる電力を蓄電池に貯めておき、店内の照明、ショーケースの冷蔵、無料レンタルしている電動アシスト自転車に利用しています。また、燃料電池を使って足湯への給湯や、その排出した熱を融雪にと、豪雪地帯に適合した活用も進められています。
更に、「新日本石油」が太陽光発電や燃料電池などを組み合わせた「マルチエネルギーシステム」を設置し、1年間の実証試験でCO2削減効果などを検証しています。
ここに導入されている再生可能エネルギーのシステムは、出力3.2kWの太陽光発電、同0.75kWの燃料電池、同4.5kWのガスコージェネレーション(熱電併給)システムと容量14kWhの蓄電池で構成されています。
機器の発電・充放電を、消費電力量に応じてコントロールする高効率システムで、電力や足湯の使用状況をモニター画面に表示してエネルギーを見える化する機能も搭載されています。
A