2011年

中華民国台湾の市場経済状況の視察

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中華民国台湾の市場経済状況の視察

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中華民国台湾の市場経済状況の視察

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中華民国台湾の市場経済状況の視察

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中華民国台湾の市場経済状況の視察 その1

2011年7月26〜30日

1.改選後、初めてとなる会派海外視察

民主党・県政クラブ県議団は、本年4月の改選後、初めてとなる会派管外視察を行いました。日程は、6月県議会終了後となる、7/26(火)〜7/30までの5泊6日でした。

今回の視察は、中華民国台湾の「市場経済と農業視察」を目的とし、14カ所(6機関、1市議会、2館、1農場、1工場、3施設)を回りました。合わせて、台湾外交部亜東関係協会(対日窓口機関)、福岡県留学経験経済者との歓迎夕食会など、大変ハードな日程でしたが、とても有意義な視察でした。

2.初日(7/26)の視察

(1)「忠烈祠」視察

初日(7/26)は、正午に台湾桃園国際空港到着後、貸切バスでの移動となりました。最初の視察は、「忠烈祠」です。

台湾視察_01.jpg1911年、清朝打倒をスローガンに「辛亥革命」が勃発。この革命の精神的な指導者となったのが、台湾の国父と呼ばれる孫文です。革命は成功を収め、1912年に中華民国が成立しましたが、この戦いで多くの人々が犠牲となりました。

「忠烈祠」は、辛亥革命をはじめとする一連の革命、戦争で亡くなった志士、軍人。そして、近年では著名な政治家や、SARSの治療で命を落とした医師など、国家に貢献した人々など、国のために殉難した烈士を追悼するところです。1969年に竣工され、現在、33万人の英霊が祀られています。

現在のこの「忠烈祠」の場所は、終戦まで台湾を統治していた日本が建てた、かつての台湾護国神社の所在地です。戦後、中華民国政府はこの護国神社の建物を利用して「台湾省忠烈祠」としていましたが、1969年に、蒋介石総統の指示で、北京の紫禁城内の大和殿の建物を模して現在のような宮殿風に大殿として建て変えられ、国民革命「忠烈祠」となりました。

台湾視察_02.jpg「忠烈祠」は、8つの建造物(大門、中央広場、鐘楼、鼓楼、山門、大殿、文烈士祠、武烈士祠)で構成されており、大門、広場、山門は、白い石をベースに、シンプルかつ神聖な雰囲気を醸し出していますが、大殿や鐘楼は、中国宮殿様式が採用され、中国・北京の紫禁城がモデルとなっています。

そして、ここ「忠烈祠」の呼び物は、毎正時に行われる衛兵交替式にあります。「忠烈祠」の衛兵は、陸・海・空軍から選抜されたエリート将兵たちであり、制服によって、グリーンは陸軍、ブルーは空軍、白は海軍となっています。

この衛兵たちが、毎時毎、5人で隊列を組み、大門から大殿に向かって行進を開始します。銃を肩に、まさに寸分違わず、一糸乱れぬ様態で行進し、軍靴の音だけが静寂な空間に響きわたります。衛兵の交代式は約15分程度ですが、台湾観光の目玉にもなっています。

ちなみに、台湾の徴兵制度は、20歳の男性のみ対象で、現在期間は1年。配属先などは抽選で決められます。ただし、徴兵制は2014年には廃止予定と言うことです。A

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