「3・11東北大震災」
宮城県内被災地視察(政務調査)報告 その4

2021-06-10

3・11東北大震災_宮城県内被災地視察_17.png1年後の今回、この地もがれきなどは片づけられ、更地になっていました。ただ、門脇小学校は当時のまま佇んでおり、かえって物悲しさを感じました。
この門脇小学校は、海岸から600mほどの内陸地にありますが、3階建校舎の3階部分まで津波に襲われました。



しかも、海岸部から燃え広がった火の手が、この校舎でせき止められた格好となり、小学校は全焼しています。
南浜町を見て回った後、今度は、石巻市雲雀野町地区にある「石巻工業港雲雀野埠頭」に向かいました。ここには震災廃棄物仮置き場と、焼却プラント建設現場があります。ここは、本来はコンテナ港であり、コンテナの集積場や船舶への荷積場です。

広さは28.5hあり、この広大な土地に、現在、140万8,645トンの震災廃棄物が仮置きされています。石巻市内で最大の震災廃棄物仮置場です。

3・11東北大震災_宮城県内被災地視察_18.png遠近感があって判りずらいかもしれませんが、廃棄物の高さは、最大で20mにもなるそうです。
3・11東北大震災_宮城県内被災地視察_19.pngこの広大な土地に、災害廃棄物が延々と積み上げられています。
現在、分別作業が進められていますが、混合廃棄物は膨大な量に上り、分別作業がとても追いつかない現状です。A