1.はじめに

建屋全景.jpg建屋全景佐賀県鳥栖市、九州新幹線の「新鳥栖駅」前に建設された『九州国際重粒子線がん治療センター』、通称『サガハイマット』は、国内では4番目、九州では初めてとなる重粒子線がん治療施設です。

サガハイマット_案内図.jpg建設にあたっては、産学官の共同プロジェクトが立ちあげられ、建設・運営資金などを含む初期投資額150億円も独自に調達するなど、民間主体としては日本初となる重粒子線がん治療施設です。

この『サガハイマット』建設にあたり、福岡県は近隣県ということ、そして、福岡県からも多くの患者が見込まれることなどを考慮し、県議会でも審議の上、建設費用の一部として5億9千万円を拠出しています。

こうしたことから、開院後の施設状況等を視察すべく、6月24日(月)、県議会視察団42名で現地を訪れました。

2.施設運営

医療運営は『サガハイマット』(公益財団法人 佐賀国際重粒子線がん治療財団)が行い、施設所有は「九州重粒子線施設管理(株)」となっています。

なお、線種・治療装置については、開院時は「重粒子線治療装置」ですが、本格的な治療が開始された以後は「次世代型装置(3次元ビームスキャニング照射装置)」の導入が計画(「C治療室」)されています。

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