レポート
2021-06-10
[その4]:中央区の今昔
右の地図は、中央区の今昔比較です。
上の絵図は1699(元禄12)年頃の「福岡御城下絵図」です(※4)。下の航空写真は、現在の中央区です(※5)。
上の絵図では、海岸線はいまの大手門辺りにあり、海岸線が随分と埋め立てられたことが判ります。また、下の写真では大濠公園の池の部分が内陸地に孤立しているように見えますが、実は、福岡城を囲む濠の一部であり、海に続いていたことも良く判ります。
古来から、福岡の地は海上交通の要所でしたが、黒田藩の時代もまた、河川や堀を利用した海運が盛んに行われていました。
※4 福岡県立図書館所蔵「福岡県史編纂資料」651号
※5 google 地図