県議会質問

平成24年度 2月定例県議会 一般質問 その2

福岡市内の「自転車が関連する交通事故」の各区ごとの発生状況をみると、毎年、博多区と中央区での発生が多く、平成22 年中では、博多区807 件、中央区695 件で、博多区と中央区で全体の45%を占めています。

しかし、「自転車と歩行者の交通事故」の区別発生状況でみると、区別では中央区が突出しており、全体の42%を占めています。こうしたことから、都心部における自転車が関連する交通事故対策は、自転車交通政策の大きな課題といえます。
また、自転車の利用が増えることに伴い、近年、自転車運転者が罰金刑等を受ける事例も増加傾向にあります。

こうした自転車交通を取り巻く社会環境を踏まえ、警察庁は平成23年10月25日、交通局長名で「良好な自転車交通秩序の実現のための総合対策の推進について」を各都道府県警察の長に通達しました。

この通達では、「これまでの自転車の交通秩序整序化に向けた総合対策の推進を図ってきたものの、自転車利用者のルール・マナー違反に対する国民の批判の声は後を絶たないほか、自転車の通行環境の整備も十分とは言えない状況にある。」、「更に自転車に関する総合対策を推し進め、良好な自転車交通秩序の実現を図っていく必要がある。」として、「各都道府県警察においては、関係機関・団体等と連携しつつ、実効が上がるよう効果的な対策を推進されたい。」とされています。

そこで、最初に自転車対策の推進について、知事ならびに教育長、県警本部長にお聞き致します。

まず最初に、知事にお聞き致します。
一つには、本県における自転車の交通秩序整序化に向けた総合対策を推進するためには、県警本部は勿論のこと、自転車の通行環境の整備、自転車に係る交通安全教育、自転車利用者に対するルールの周知、交通ボランティア等と連携した街頭活動の強化など、知事部局、県警本部、教育委員会など県行政の各部局課が横断的に施策や事業を推進することが必要となります。
そこで、本県における自転車の交通秩序整序化に向けた総合対策推進のための体制をどのように構築され、推進されるのか、また、中心となる組織はどこと考えておられるのかお聞きします。

二つ目に、県として、自転車の通行環境を整備するためのハード面の整備をどのように推進されようとしているのか、お聞きします。

つぎに、教育長にお聞きします。
一つ目は、自転車に係る交通安全教育については、なんといっても学校での安全教育の徹底が第一だと考えます。
そこで、今後、学校現場における安全教育を更に進めるための取り組みがあればお聞かせ下さい。

二つ目は、中学校、高等学校において、子供たちに自転車運転者としての自覚、責任、ルールやマナーの周知徹底を図り、安易なルール違反がもたらす具体的な危険や加害事故時の責任の重大性を学ぶということが必要と考えます。
そこで、自転車通学を認めている中学校、高等学校において、通学のための「自転車免許証」制度を設けることを提案しますが、教育長のお考えをお聞かせ下さい。